カビル家

竹下亘前復興大臣は2015年9月1日の定例会見で

東日本大震災の災害復興住宅において、カビの発生が相次いだことを踏まえ

関係する県や市町村に注意喚起の通知を出している

復興庁によると、災害公営住宅でカビが発生したのは、宮城県石巻市、気仙沼市、南三陸町の3地域で、9月16日時点で34戸に上る

多くは十分な換気が行われなかったことが原因であった

なかには施工ミスの住戸もあったという

災害復興住宅は鉄骨造りで工業化住宅であり、壁はビニールクロスであろう

カビ防止には勿論換気が重要である

しかし、梅雨、夏の高い湿気を高気密で壁ビニールクロスの住宅で、換気のみで防げるものだろうか疑問である

カビは湿度60%以上無いと生きていけない

先人は、家の構造と、素材は自然素材木、土、紙、草で室内湿度を60%以下にしてカビが生きていけない家に住んでいた

今年もまた梅雨、暑い夏がやってくる

現代の土壁、樹脂無添加・珪藻土壁を復興住宅にお勧めしたいものだ