公園デビユーと腸内細菌
朝日新聞2015.11.2の記事に
抗菌加工された室内の砂場が人気であり
外の砂場では猫の糞など、衛生面で心配と若いママに好評とあった
辨野義巳氏、専門腸内環境学、微生物分類学、農学博士は
「免疫力は腸で決まる」でヒトの免疫の6割を腸が担っていると述べる
その免疫を担ってるのが腸内細菌で、腸内には常在菌1000種類以上
大便1g当りおよそ600兆個以上のもの細菌が大腸に棲み免疫や消化でも一役買いながら
ヒトと共生関係を築き、健康を担っている
子供の腸内細菌、腸内環境は母親から受け継がれる
その後の腸内環境はは3歳までに決まるそうだ
3歳までにいかに多くの微生物、細菌を腸内に入れさせてあげるかで決まる
綺麗すぎる環境では腸内細菌は増えない
今はやりの抗菌グッズも良くない
赤ちゃんは外で遊ばせる、土の上で、砂場で遊ばせることで
多くの細菌を貰ってくる
公園デビユーというのは、菌に触れることで免疫機能を高めていくための第一歩となる
我が子に汚いものを触らせたくないと考えているお母さんは罪深いと言わざるを得ない
過度の潔癖症は考えものであると述べている
かっての子供は裸足で、土まみれになって遊び、母親に叱られたものだったが
今思えば最高の自然環境だったのかもしれない
今は遊ぶ広場も少なく、又、広場も、庭も芝生が多くなり
道路は舗で綺麗な環境に変わった
現代は子供の健康にとって綺麗すぎる環境で最悪なのかも知れない