噛まない生活
20年以上も前から全身の健康に取り組んできたメーカーが
「新・玄米生活」として「健康道場 飲む一膳分」を奨めている
飲むだけで玄米一膳分の栄養が摂れる飲料である
その昔、古代の日本人は玄米を主食としていた
戦国時代では現代とは比べ物にならないほどの質素な食生活ながらも
武士が戦場で戦えたのは玄米を沢山食べていたからという説を開発者が紹介している
小生の母は大正6年生まれ99歳で元気である
身長は150㎝の小柄な体で田んぼ約一町歩を父母と耕してきた
貧乏だったので、馬も、牛も飼えなかったので、人力でやるしかなかったのだ
母だけでなく日本人の体は昭和前半の時代までは強健なる体力があったのであろう
当時の母の食生活は一汁三菜のいたって質素なものであったと聞く
翻って栄養豊富な食生活の現代の若者の体力はいかがなものだろうか
玄米には植物繊維、ミネラル、ビタミンなどが豊富にある健康食品である
これを噛んで唾液と混ぜて食べることにより体にとって最高の栄養となるのだ
人間の体は使わなければどんどん衰えて退化してしまう
噛むことにより人は脳が活性化し、引き締まったいい顔になるという
現代は柔らかい食生活の為あごが発達せず、歯並びが悪く
俗にいう殿様顔の締まりのない顔の若者が多くなった
玄米飲料は中高年対象とあるが、噛むことのない食べ物が増えて
顎なしの若者が増えなければいいのだが
戯れ歌を一つ
「くちなしや鼻から下がすぐに顎」