食文化

倫理研究所の教育創生フォーラムin北海道が

平成27年7月12日に開催された

「和食の素晴らしさを見直し、子供たちに良い習慣を伝えよう」と

新世10月号に紹介されている

パネラーの一人星澤幸子氏は

子供の頃、寝坊して家を飛び出そうとしたら、父から

「朝ごはんを食べないんだったら学校へいくな」と一喝された

子供に良い生活習慣を見つけさせるには、親の強い意志が必要だと思います

私は明治生まれの父にとても厳しく躾られました

「子供が小学校低学年ぐらいまでは、≪今晩何が食べたい?≫と訊くのは誕生日だけにしてほしい」

子供は「ハンバーグ」「カレーライス」と好きなものを答える

しかし、ヒジキ、魚の煮付け、旬の野菜の煮物など

手間隙はかかっても食べさせなくてはならないものがあると話す

ふるさとの田舎には姉夫婦、姪夫婦

小学生低学年姪孫の二人が同居している

帰省したお彼岸に朝食を一緒に食べたが姪孫は菓子パンに牛乳であり

姉夫婦、姪夫婦は和食であった

岩手県の田舎なので、食卓には多くの種類の漬物、梅干しがあるが

食べるのは姉夫婦だけで、姪夫婦、姪孫は食べないという

食べなさいといっても、いや、美味しくないといって食べないという

星澤氏の父のように、食育は強制であり

子供の言い分を聞いていては日本の食文化の継承は無理であろう

祖父母の役割は小遣いを与えるばかりでなく

食文化の継承も大事であると思う

お節介と思ったが姪には漬物、梅干しを食べないと

大腸がんになるぞと脅かしてきた

小生はバリバリ、漬物をたらふくふるさとの味を

堪能して幸せいっぱいで帰ってきた