技能工を育てる建築
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全国建設産業教育訓練協会は静岡県富士宮市で
富士教育訓練センターの建て替え工事の起工式を16日に挙行した
出席した北川イッセイ副大臣は
富士教育訓練センターは古くから建設業に携わる担い手を育成してきた
建設業の担い手確保の機能を持つセンターがさらに発展することを
期待すると話す
この建て替え工事には建設業界、専門工事業界から多額の出資金が寄せられている
共用棟はS造2階建て述べ2028㎡
宿泊棟は壁式RC造3階建て延べ3864㎡
プレキャスト工法を採用し、工期短縮を図ると紹介されている
建設業界はこの建築のように、工業化、省力化工法を多く採用する方向にある
技能工は訓練センターでは技能をマスター出来ない
マスターするには建築現場で実際に仕事をして覚えていくしかない
S造、プレキャスト工法では型枠、鉄筋の躯体技能者の仕事は少しはあるのだろうが
大工、左官、建具、板金などの伝統技能職種の仕事はどうだろうか
製造業では、熟練技能を継承する為に、ロボットを使わない手づくりの、コスト、工期を考えない
熟練技能工能養成ラインがあると聞く
建設業界では技能工をなるべく使わない
工業化、コスト削減、工期短縮工法にますます向かっているようだ
技能工を育てるにはコストも、工期も時間もかかるのだが
建設業界は技能工を削減する建築は考えるが
育てる建築を建設する考えは無いようである