中国人研修生

エコ・クイーンを全室塗られたお客様から電話があった。

パターンの壁は、まずまずだが,金鏝仕上げに色むらが出て、
3回も塗り直したが駄目で、工務店のほうから、施工した左官が
もう出来ないといっているので、施主のほうで左官を探して下さいと
いわれたとの事。

行ってみた。色むらより、鏝返しのむらである。
施工した左官を聞いたところ、日本人が一人、中国人が2人で施工したのだそうだ。
パターンも気に入らないところがあるとのこと。
確かにおかしなところもあったが大きな面で無いので了解していただいた。

現代の家は大壁であるので、エコ・クイーンの施工は壁の大きさによって職人の
数が違ってくる。
特に金鏝押さえは職人の腕も同じレベルでないと、色むらが発生しやすい。

エコ・クイーンの施工が難しいといわれるのは、
一人で施工して失敗するケース
チームの腕のレベルが違って失敗するケースがあるからである。

エコ・クイーンは真壁なら一人で楽に施工できる壁である。

この左官屋さんは中国研修生をおおぜい使用されているようだが
日本の歴史ある左官技能の継承、維持をどのように考えているのか聞いて見たいものである。

後日弊社若手3人で塗り直してお客様から喜んで頂いた。