宝の山

農業、食料などは事業分野として「宝の山」であると

国内のベンチャー育成、支援をしてきた、京都の人が言っていると書いていた。

日経2007.12.5日号で工場野菜栽培の写真を見た。

白衣でマスクをして何か、化学者か、研究者のようなイメージである。

屋内での人工照明を用いた無農薬栽培野菜である。

微妙な光源、液肥、空調の調節と、それをコントロールするシステムで栽培するのだそうだ。

社長は言う「店頭に立つと、改めて消費者からの反応をひしひしと感じる」のだそうだ。

「反応」というのは安全に対する意識、無農薬栽培野菜に対する高まりである。

人間は食べのもの、水、空気が無ければ生きてはいけない。

特に健康維持には野菜が必要であるとの認識が高まっている。

しかし、現在の野菜は下水道が発達し、食の循環サイクルがなくなったため含有するミネラルが極端に

減っているという。

このミネラル不足が現代増加している、難病の原因という説もある。

人工野菜に本来の野菜の力があるのかと思う次第である。

人間も微生物の命の助けを借りなければ生きてはいけない存在である。

無菌状態で作られた野菜には首を傾げざるを得ない。

食物は命をつくる、健康を守る存在である。

「宝の山」言う考えは食も単なる金儲けの手段と思っているのだろうか。