エアコンで住民投票
小中学校にエアコン設置すべきかどうかを問う住民投票「所沢市」
「読売新聞27.2.6」
藤本正人市長は「生活を変えるべきだ」とエアコン設置を中止したのに対し
保護者らが「学習権の侵害だ」だと反発し直接請求によって住民投票が15日で開票される
エアコン設置を問うのは航空自衛隊入間基地近くの29校
自衛隊機の騒音対策として特殊なサッシが取り付けられており、夏でも窓を開けにくい状態という
藤本市長は
「扇風機でも暑さに対応できる。便利さや快適さを優先させてきた生き方から
自然との調和を図っていく方向に進むべきだ」
としエアコン設置に反対
これに反発した保護者らは8000人以上の署名を集め今回の事態となった
エアコンで住民投票かという声があるなかで
市民グループの代表は
「市民が不適当と判断したなら8000人以上も署名は集まらなかったはずだ」
と話している
子供の身体に異変が起きているのではと言う声がある
かっては炎天下で校長の訓辞があっても倒れる子供など聞いたことはないが
今はバタバタ倒れるので禁止と言う
昨年は子供の熱中症の報告もされている
藤本校長ではないが、あまりも便利快適な生活を求めた生活が成長段階の
子供の身体に悪影響を与えているのではないかと思う
果樹も野菜も花卉も、自然の暑さ、寒さがないといいものにはならない
江戸時代各藩にあった藩校は
知識だけを教えたのではなかった、いやむしろ、将来のリーダーとして頑健なる身体に
なるよう鍛えに鍛えたのである
いまは、家庭は高気密・高断熱・全室空調でほやほや環境
外に出てもエアコンの無い建築は少ない
せめて学校ぐらい暑さに耐えて我慢と忍耐を教えることも大事であると思う
学習権の侵害は大事かもしれないが、自然の中での子供の健全な成長を望みたい
社会に出れば、厳しい自然の中で自分の力で、自分の身体で生きていくしかないのだ
まずは子供の未来を考えて話し合いができなかったのかと首をかしげざるを得ない