珪藻とは

珪藻はこの地球上に最も早く海の中で誕生した単細胞の植物性プランクトンで、5万種とも10万種とも言われる種類があります。
珊瑚と共に「光合成」でこの地球上に大量の酸素を供給し、オゾン層を作り
人間をはじめ様々な生命の誕生を促したと言われています。
そして現在でも地球上の約4分のⅠの酸素を供給していると言われています。
空気中を絶えず浮遊しており、水槽や池などに落下し、水と光があればどんどん繁殖します。水槽などにいつの間にか「藻」が繁殖するのはこのためです。
珪藻は、動物性プランクトンの餌となり、食物連鎖の元となります。
珪藻のユニークな点は無数の大小様々な孔が規則正しく並び、美しい幾何学模様を持つガラス細工(珪酸質)の殻で包まれていることです。
ちなみに珊瑚の化石が石灰であり、漆喰壁である。
また珪藻の中身が石油となり、殻が珪藻土になったのです。
珪藻土が石油の産地でしか産出しないのはそのためです。
現在、科学的に藻から石油を作ることが可能で、特殊な藻の研究が始まっています。
食物連鎖の最終は人間であり、珪藻は我々人間の命の元でもあると思えば
たかが「藻」などと粗末にできないと思うのです。
エコ・クイーンは珊瑚の化石の漆喰と珪藻の化石の珪藻土で出来ています。
珊瑚も、珪藻土の同じ王偏の漢字であることも不思議な結びつきを感じます。