製薬メーカー研究所と和室
医薬品の研究開発はメーカーの研究職の中で「群を抜いて独創的なヒラメキが要求される」(あなりすと)
といわれる
それだけに研究所内は近未来的な最先端設備の集大成かと思いきや、意外にも
「和室」を設ける製薬企業が増えている
ハイテク施設と“昭和”を感じさせるレトロな和室は相性が良いようだ
「和室というのは日本人の研究者が落着いて思案が出来るようだ」と塩野義製薬花崎浩二・医薬品研究本部長
2011年夏完成のシオノギ医薬研究センター最上階には15人程度主要できる和室が有り掘りごたつ式で
くつろぎながら議論ができるそうだ
平成22年に完成した大塚製薬の最新の第十研究所
事務フロアの隅っこに小さな和室、1.9畳~3.6畳の6室
まるで「屋根裏」様な狭い空間にちゃぶ台がおかれあぐらをかいたり寝転がったりしながらリラックスして
思考をめぐらさせられると研究者の評判も上々とか
新薬開発の成功率はわずか2万5千分の1、研究者は生涯にたった一つの新薬を生み出すことすら
難しくなっているようだ
最近の脳科学の研究では
ヒラメキの力になる直感・第6感を出すには禅の丹田呼吸法が最高と分かってきたようである
アップル創業者スティーブ・ジョブスの有名なスピーチに「ハングリーであれ・愚かであれ」がある
スティーブ・ジョブスは論理より感性や直感を重視していたようだ
ジョブスは座禅の実践家としても知られている
そこでお節介ながら
研究所の和室に漆喰系珪藻土壁「エコ・クイーン」を塗ることを勧めてみたいものだ
エコ・クイーンの和室で座禅を組んで丹田呼吸法を実践したら
凄い発見が生まれそうな気がするのだが
丹田呼吸法はお臍の下にある丹田を収縮させ、先ず息をフゥーッと長く吐き切り
あとは自然に任せて息を吸う
長さにはこだわる必要は無く吐くという行為を大脳の指令で意識的にやることが秘訣である
お線香一本が燃え尽きる30~40分の時間最適とか