骨折
柔道の世界選手権が東京で開催される(9~13日)
男子は金4個、女子は全階級で金を目指す。
女子57㌔級の松本薫選手も金メダル候補である。
畳に立てば目を血走らせ、歯をむいて突っかかる肉食系。動物的な俊敏さに、運だよりの山っ気ある試合運び。で「野生児」言われるそうだ。
この野生児惜しむらくは故障が多い。左上腕、右ひじ、右手甲等
度重なる骨折に泣いてきた。
痛い思いを数重ね、勉強し結果、「好物の菓子類には手をつけず、自炊中心の食生活で体質改善に乗り出した」「多いときは三食とも自分で」という。
松本選手が気が付いたように、甘いものが好きな人は骨が弱く骨折が多い。
甘い物には砂糖が多い。砂糖を消化するにはカルシウムが必要となるからである。
陸地は海底が隆起したもので、体積した生物の化石のカルシウムが多く含まれている。西洋は火山が少なく、地表にカルシウムが多く、草、流れる水、野菜などカルシウムが多く含まれている。
日本は火山国の為、地表に火山灰が堆積し、カルシウムが少ない。
そのため、祖先はカルシウムを海草、小魚等から摂って来た。
現代人は蛋白質を多く摂る。蛋白質は骨の皮を成長させる。
しかし、カルシウムの摂取が少ないので骨の中身はスカスカの青少年が多いそうだ。
カルシウムが少ないところに現代人は甘いものが大好きである。
砂糖の消化に必要なカルシウムが足りないと、己の骨のカルシウムを使って消化するしかない。
またカルシウムを吸収するにはビタミンDが必要となる。椎茸などに多く含まれるが、日光浴で体内にも作られる。皮膚の下にあるカルシフェノールが太陽の光でビタミンDに変る。
子供のおやつには甘い菓子よりも、煮干等、小魚を与えて、太陽の下で遊ばせたほうがよい。
子供は喜んで食べるはずである。命が欲しがるからである。
私の子供時代、甘いものはたまに飴玉一個。甘いお菓子などめったに口に入らなかった。
肉などは一年に二三度口に入れば良いほうであった。
おやつ代わりに煮干、するめの足、鰊(にしん)の干した固い奴をかじったものである。
そのせいかどうか、足は短いが、歯は丈夫なほうである。