味は変らない

日本酒は米と麹からつくる
普通白米を使用するが、現在の米は、化学肥料を使用し、農薬を使用する。
最近、無農薬、有機肥料を使用した米でつくる、こだわりのメーカーがある。
酒造関係者の間では、「農薬を使おうが、使うまいが、味は殆ど変らない」という。
日本酒はデリケートな酒である。お燗の仕方でも微妙に味わいが変化する。
味が変らないとは言うが信じられない話である
最近の遺伝子学では、動物、植物、虫、大腸菌、生命のあるものの遺伝子情報は97%ぐらいで同じだそうである。とすれば姿形は変れど、本は同じということだ。
植物、虫を殺すものが人間に命に良いわけがない。
無農薬の米は大変な手間ひまがかかるという。
お金と時間を惜しんで、肝心要の命がなくなっては元も子もないではないか。
無農薬の米つくりの取り組んできた男がいる。
長慶寺健太郎氏(35)である。
縁あって1月に京都市伊根町の「向井酒造」の後継者で女性杜氏の
久仁子氏と結婚
無農薬の日本酒つくりに取り組むとのこと。
成功を祈りたい