古民家のやすらぎ

100年の風雪に耐えた、宮大工が造る、太い柱と梁を金具を使わずに
木組みした構造の古民家を通所介護(ディサービス)施設に
生まれ変わらせたのは
山口市古民家鑑定士の松浦奈津子氏である
ビニールクロス等を用いた施設が多いが、ここは殆ど無垢材だ
施設に通う高齢者たちは懐かしい生家のような居室で趣味やゲーム等を楽しんでいる
平見ディサービス代表は
「古民家は「施設に通う」という利用者の抵抗感を和らげる。
そのことを教えてくれたと語っている
松浦氏は中学生のころまで伝統構法の古民家で暮らした
建て替えで壊されたが、しっくいの壁、さわやかな風がわたる縁側は
住まいの原風景として心に刻まれている
「失われつつある日本のたたずまいを保存し、その魅力を発信したい」願い
古民家所有者、賃借・購入希望者をつなぐ社団法人を設立している
今度の大戦など過酷な社会、人生を生きてきた高齢者が
老人ホームで余生をおくっている
殆どの施設がビニールクロスのビニールハウス建築である
高齢者がかって住んでいた家は大工が建て、左官が壁を塗った家が多い
保健学博士で健康関系・マイナスイオン研究家で知られる菅原明子氏は
かっての木造で土壁、茅葺の日本の家はマイナスイオン生成器であり
住む人の健康を守り、元気にする家であったと述べている
ビニールクロスの老人ホームは病気の原因の活性酸素をつくる
プラスイオンが多い施設である
住んでいたマイナスイオンの家からプラスイオンの多い施設に閉じ込められた
高齢者が可哀そうである
樹脂無添加・漆喰珪藻土壁「エコ・クイーン」は多くの老人ホームを
マイナスイオンの多い施設にしてきた
臭いの無い、きれいな空気の施設として喜ばれている
社会に貢献してきた高齢者達の最後の余生の過ごす場所をマイナスイオンの
多い施設で過ごさせたいものだ