男と女

花千代さんが「若さを卒業すれば女はもっと美しくなれる」書いた
「若さに代わる新しい価値として何を追及したら、女性は魅力的になるのか、その答えは
「成熟」と指摘している
30代で留学したフランス年齢を重ねた女性が生き生きと生活していることに
カルチャーショックを受けた
片や日本では「もてファッション」や「もてメーク」と若さを保つことに汲々している
ロングヘアにピンクのワンピース、なんで100人にもてないといけないか
もっと自分がやりたいことをやって着たいものを着ましょうという
花千代さんは高卒後、OL生活、8か月で辞め、花柳界に飛び込み、ゼロから日本舞踊や
三味線を習い芸者になり、超一流の人たちと接する中で教養や知性といった成熟を身に付けた
「いくつからでも遅くはない。年を取ることイコール成熟とは違う。成熟を手に入れるには努力が必要」と忠告
同時に女性が成熟するには男性の理解も欠かせない
「日本では女性は若い程価値観がある。それに成熟した女性は自分の手に負えないと思っている節がある」が
「男女は合わせ鏡のようなものですから、女性だけかっこよくはいきません」と述べる
釈迦の言葉に「夫を見るなら妻を見よ。妻を見るなら夫を見よ」がある
倫理運動の創始者、丸山敏雄は「夫婦は一対の反射鏡」と教える
夫婦はやじろべいと同じで見事につり合いが取れているといわれる
70億の中から縁あって知り合い、結ばれる男と女である
男女の出会いには偶然はないという
若い夫婦の早い離婚が増えている、バツイチ、バツニと悪びれもない
長年連れ添った、夫婦の熟年離婚も増加中という
縁あって結ばれた二人である、お互いに磨きあって成熟した男女になりたいものだ
花千代さんも、釈迦も、丸山敏雄も
いい男にはいい女・いい女にはいい男がいるということだろう
小生は愚妻をだいぶ磨いてきたつもりだが、まだまだ磨き方が足りないようである