和食と遺伝子
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2000年にわたり日本人は7つの食べ物を食べて生きてきたと発酵学者の小泉武夫氏は述べる。
- 根っこと茎。ゴボウ、大根、芋
- 菜っ葉。白菜、ほうれん草、小松菜
- 青果。ナス、キュウリ、果物
- 旬の物。春なら三菜、秋はキノコ
- 豆類。大豆、小豆
- 海草。昆布、ワカメ
- 穀物。米、麦、雑穀
すべて植物であり、日本人は菜食主義の民族であった。
このほか、海の幸、山の幸、発酵食品がある。
民族の遺伝子は、時間をかけてその気候風土、生活環境で生きていけるように
食べ物によって出来上がってきた。
遺伝子は、100年、200年では変わらず、急激な変化には対応できない。
この60年で日本人の食事は、様変わり肉、油の消費量が4倍に増えた。
その結果が大腸がん、腸の疾患等が増えて、医療費が4倍に高騰40兆円を超える勢いであり
国家破産にもつながりかねない。
アメリカでは健康食は、1975年のマクバガン報告により、日本の和食であるとの
国家政策で推進しガンの発生率を日本の二分の一にまで減らしている。
日本の国家は和食の総本家なのに困ったものである。