本物の左官壁

読売新聞 2016.10.10 くらし 「住」

部屋の壁を珪藻土や漆喰などの左官材で塗り替えるDIY(日曜大工)に

注目が集まっているようである。自然素材の持つ温かみや、凝った仕上がりになる点が魅力のようだ。

珪藻土は植物プランクトン「珪藻」の化石で炭の5000~6000倍の多孔質で調湿や消臭効果がある。

漆喰は珊瑚の化石で日本では飛鳥時代から壁に使用され調湿機能がある。

DIYの専門情報サイト「DIYCITY」主催者山田芳照氏は左官壁の注意として

乾燥後は、水をかけたり、強い力でこすったり、ひっかいたりしないこと」を言っている。

珪藻土壁も漆喰壁の多くの種類があるのである。

珪藻土も漆喰も自然素材だが、DIY用(素人でも塗れるように)の塗り壁にする際に、合成樹脂を

添加したものが多く、吸湿機能、消臭機能の少ない、水で濡らすと削れる壁もある。

珪藻土の中には粘土や、天然糊で固めたものもあるが、水で濡らしたり、こすると削れる壁である。

樹脂無添加で、漆喰で固めてある珪藻土壁「エコ・クイーン」は住んだ人が快適で感動し

汚れたら洗える、こすっても削れない高機能性の左官壁である」。