土は生きている

中村天風師は健康には土に親しむことを教える

土とは人間が地上で生活するように生まれついているように

切っても切れない縁がある。

健康になろうとする者は日常土と親しむことが大事である。

西洋の諺に。

MOTHER EARTH「母なる大地」がある。

化学的にいえば、土には生命精力を増進する電磁気が多分に存在している。

欧米には土壌を応用したMUDDY BAATH(土浴)があり、我が国では別府の温泉に類似のものがあり

いずれも神経痛、リュウマチ、胃腸病に非常な効果がある。

古い諺にある「土と親しむものは健康なり」は真理である。

菜園の手入れや庭掃除なども、事情の許す限り、裸足、もしくは足袋裸足でやるのが望ましい。

特に体の弱い人は、朝なり夕なり、せめて15分や20分くらいは、断然裸足で散歩することを

健康に非常に理想的な方法としてお勧めする。

最近の家はベタ基礎といい、建物の底板一面を鉄筋コンクリートで支える工法が殆どである。

湿気防止、耐久性、耐震性に優れた工法といわれている。

土の研究家の石田秀輝東北大教授は。

コンクリートの下になると土は死んでしまうと警告している。

土の中の微生物は1g中100億個いるのである。

古民家の土台は普通の石である。

20年前の家の土台のつくりも布基礎であり床下は土であった。

現代の主流のベタ基礎のコンクリートで固めた死んだ土の上に住んで

健康に影響が出ないものだろうか。

杞憂であればいいのだが。