スーパーの野菜は野菜ではない

家庭菜園で野菜を作って15年になる。
私も家内も農家の生まれで4人の子供に野菜の旬を教える事と
子供の頃食べた野菜、特にトマトの味を食べたくて始めた。
完全無農薬、肥料は牛糞、油粕、魚粉、豆粕、糠、籾殻、石灰等等
最初は虫に完全にやられた。
そのうち、少しづつ、虫に教えられ、土に教えられ、野菜に教えられてきた。
出来た野菜は不揃いであった。
味はこれは言葉では言い表せないほどの感動を貰った。
それにつけても、スーパーの野菜の立派な事、形もよく、見た目は感動である。
最近農家から、白菜を貰った。立派なもので大きく、葉の肉も厚く
虫食いの跡があるから無農薬かも。
鍋で食べてみた、まるでかすを食べているようで味もそっけもない。
有機栽培の野菜は生長は遅く、不揃いである。あまり大きくはならない。
スーパーの野菜は形がよく、きれいであり、個性がない。
スーパーの野菜は野菜の形はしているが中身の無い野菜であり、野菜ではないと思うのである。
こういう野菜を作らざるを得ないところに農業の問題があると思う。
それにしても本物の野菜の味を知らない人は可哀想である。