魅力ある建築へ

スーパーゼネコンの業績が好調である

24、25年ぶりに今期、工事採算が改善され、連結純利益が前期比49%増

62%増と大幅な増益が報道されている

最大の要因は、建設事業の利益率の改善にあるという

工事の増加で、ゼネコンは施工能力の限界近くまでの受注を抱え

受注環境は売り手市場となっている

労務費の上昇も一服し、上昇ペースも和らいでいるし、

資材価格も下落している

ゼネコン幹部は年間配当の引き上げの実施を発表

今後の業績はさらに上振れ余地が大きいと話す

今後は工事利益率の低下を招かないために施工能力と受注量の

適正なバランスを保つ必要があると述べている

一時騒いだ労務者不足の問題はもう過去の問題のようである

施工を支える技能工の高齢化、リタイヤが迫っているし

次代を担う若者の入職はパッとしない

技能工をなるべく使わない工法へ建築は向かってるようだが

この建築では技能工は育たず、魅力もないと思う

業績の好調な時にこそ、若者に魅力ある建築、若者がどんどん入職し

技能工が育つ対策も考えて欲しいものである