ふるさとⅡ

故郷の山はいつ戻っても変わらず迎えてくれる有り難いものだ

残念なのは小魚を釣ったり、泥鰌を獲った小川、「せき」と呼んだ田んぼ脇の小さな流れが

コンクリートで固められて泥鰌も、小魚も住めなくなってしまっていることだ

田んぼは昔の曲線の畝から幾何学模様に、機械化の為に大型化になってしまっている

農業の近代化の為には仕方なかったのだろうが、一抹の寂しさを感じるのは小生だけであろうか

もう一つ変わったと思ったのは屋敷畑が花畑に変化したり、空き地になっている家が見受けられたことだ

姉の話では、作っているのは老夫婦のいる家だけ、それもほんの少しだけ若い夫婦は

野菜はつくらずスーパーで買うそうだ

農家が畑があるのに野菜をつくらなない不思議な時代になった

スーパーの野菜は農薬まみれ、自分で作れば安心安全野菜と思うのだが

スーパーで野菜,惣菜、漬物までなんでも買える便利な時代になった

なんでも買える時代になり、大自然の恵みへの感謝、勤労への感謝が薄れる時代が来ようとしている

便利な社会は、感謝の無い社会かも知れない