バリアフリー

バリアフリー反対の女性に逢った
かって日本の家には土間があり、主婦は炊事で、上がったり
下がったりの生活で、女性は否応なく足腰を鍛えられたので
良かったのではと
和式便所、ちゃぶ台も無くなり、しゃがみ、座ることもなくなった
雑巾拭きも見なくなって久しい
かがむことも、しゃがむことも無く掃除が出来るようになり
益々足が弱くなる環境である
駅のエスカレーター、エレベーターは足の弱者用と思うのだが
子供、青年、壮年まで階段を上ろうとしない
特に長い地下鉄の階段などは上る人は殆どいなく、私一人の時が多い
家内と旅行に行くと、口論になる
まだ使える立派な足があるのだから階段を昇るべきと言うのだが
文明の利器は遠慮なく使用するべきというのが家内の言い分だ
足が弱っても知らないぞと言っても
弱ったらあなたがいるからいいと言う
一度階段の方が早いので、東京駅ではぐれてしまってえらく叱られたが
家内に何と言われようと男のやせ我慢で階段派を貫こうと思っている
話がそれてしまったが
余りにも便利な生活が身体を弱くしていることは間違いない
特に子供にはバリアフリーは必要ないと思う