風水師
いつも利用している運転代行さんが居る。
みちすがら四方山話をして送ってもらう。
つい商売心が出て、珪藻土壁の話、住文化の話をしたかもしれない。
最近久しぶりに送ってもらった。
根子さんに見てもらいたい壁がある。実は家内が風水の専門家でなんです。
マンションの8階に住んでいるのですが、その東の方角の隣に高いマンションが建ってしまったため、風水上悪い住まいになってしまった。
教えを受けている、日本で高名な風水師の指導で良い環境に変える塗り壁を塗って貰った。
汚れた時には洗える壁で、調湿機能が優れているし、カラーが自由で、練った状態で缶に入っている。
早速お邪魔をした。
樹脂、石膏系の壁であった。
持参した霧吹きで試すと水は吸収せずだらだらと流れ落ちた状態で吸収した。
ビニールクロスのように全く吸収しない訳ではない。
湿ったところをこすって貰った。簡単に表面が崩れる。石膏系の特徴である。
これで洗えるというのは不思議である。
ビニールクロスよりは良い壁でしょうと伝えた。
HPで調べてみた。
この壁は6500年前のアロエの化石が主成分
アメリカの外科医が主にギブスの材料として使用していた素材を元に新たに塗り壁材として開発しましたとある。
調湿効果が高く室内を湿気から守ります。
汚れた場合、中性洗剤とスポンジで落ちます。
調湿効果が高い事でカビ、汚れが付きにくく、汚れが付いても簡単にとれます。
内壁用の健康塗り壁材がうたい文句である。
よいことばかりである。
良心的なのはホルムアルデヒドは0.02ppm出るとあった。
壁を選んだのが高名な風水師なそうだが、素材をキチンと調べて選んだのか疑問に思うものである。
各地に風水の家を指導している(水戸にもすでに完成している)そうで、特に風水上カラーにこだわりがあるようである。
壁の素材も重要と思うのだが。
住まう人の為に、日本の子供達の未来の為に、日本の住文化を学んで欲しいと痛切に思うものである。
日本の住文化は身土不二であり、壁は土、石灰、木、紙で出来ていたと思う。
樹脂・石膏は優れた建築素材であるが、室内の壁にするには向かない素材である。