茨城県建築団体交流会
今度 茨城県建築事務所協会、建築士会の呼びかけで
茨城県建築団体交流会が発足した
設立趣旨は
建築業界は主要産業の一つとして地域経済の発展に寄与してきた
しかし公共工事の減少等により建築投資が激減し、収益面の悪化、工事原価の圧縮などにより
技能労働者の雇用環境の悪化
これが原因で若年入職者の減少、技能者の高齢化の進んできた
将来的に技能労働者の不足や建築生産を支える技能・技術が継承できない懸念が増してきた
建築業種間の意見交換や情報交換を円滑にして業種間、企業間のケ揚力関係を確立して
建設業の発展・未来の為に寄与していきたい
左官業界は建築技能者の中では高齢化が進んでいる業界であると思ってきたので
参加することにした
意見交換の中で
左官技能者の高齢化と技能継承について説明した
左官業界は建築の効率化・合理化の方針の元に一方的に
設計図書から塗り壁が無くされてきた
昭和50年からである
その結果、平成2年までの15年間で30万人の左官が20万人に10万人減少した
辞めた左官は若年者が多かったと思う
その結果、左官人口は現在、60代以上が一番多く30~50代が少ない
20代は皆無に近い現状である
塗り壁の無い設計図書の大きな問題は後継者に左官技能を教える事が出来ないことである
この問題は左官だけの特殊な問題であると断って説明した
建築の乾式化が進んだ為、建築の伝統的技能の大工、左官建具等の技能者を必要としない
建築に変ってきている
左官は現在塗り壁は無いがタイル、塗装、吹付け、クロス等の仕上げの下地とつくっている
左官が今年間約7000人づつ減っている
建築で覚えようが無い左官は確実に居なくなることでしょうと話した
困った問題ですねというコメントがあった
左官の問題点は建築全体の問題として考えて貰いたいものである