和食
WASHOKU(和食)を世界の無形文化遺産にしようと日本政府は3月 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に登録を申請した
海外で和食の人気は高まり、定着しており、京都の老舗料亭の「菊乃井」の主人
村田吉弘さんは「和食は世界に誇れる文化であると確信しているという」
フランスでは、みそやしょうゆだけでなく、ワサビやユズ、昆布等を使う一流シェフもいるそうだ
海外の和食店は2010年の日本貿易復興機構(ジェトロ)の調査では
アメリカ 1万4129軒
フランス約1000軒
英国 500軒あるという
和食を目的に訪日する外国人観光客も多い
食事の一番人気は「すし」で44%もあった
今回無形文化財に登録申請した「和食」は
「ご飯にみそ汁、お浸しや煮魚などのおかず、漬物で構成された食事」なそうだ
海外での和食人気が高まる一方で日本人の和食離れは進んでいる
東京ガス都市生活研究所が首都圏の20~80代の約3300人に行った調査では
「みそ汁を毎日一回は飲みたい」と言う人は平成2年の77%から平成23年には65%に減少した
特に20代では半数以下である
朝食にご飯派は34%、パン派は40%である
別な調査では60代女性が最もパンを食べるそうだ
60代女性の42%が、60代男性も40%が食パンをほぼ毎日食べると高かった
1998年から家庭の食卓調査を続けている広告会社「アサツーディ・ケイ」の岩村暢子さんは
「今配膳やマナーなども含めた和食という文化はもう家庭内では途絶えているのではないか」という
調査は母親が60年以降に生まれた、子育て家庭を対象に、一週間の食事を写真や日記で記録したものである
スナック菓子やビスケットだけの朝食や昼食、サンドイッチと焼きそばといった
「主食重ね」の夕食。食器を使わず、アルミホイルを皿代わりにする
箸をきちんと使えない子供、家族それぞれに好きなものをバラバラに時間に食べる
調査から浮かび上がった姿は家族が食卓を囲んで、一汁三菜を基本とした食事をするという理想から
ほど遠い
娘が小学校の頃の平成2年の調査では一日一回が多く殆ど飲まない子供もいたとか
ちなみに我が家では一日3回ご飯にみそ汁を飲む、一日3回は私一人でみんなに驚かれたと言う
こっちが逆に驚いた記憶がある
茨城大学の学生食堂では味噌汁の無いので聞いたら学生が飲まないので置かないと言う
学生はじジュース・コーラでご飯なそうである
朝食に菓子ぱん一個はいいほうで朝食抜きの子供も増えている
共稼ぎで朝起きてこない母親も多いという
漬物も食べない子供、若者も増えた
塩分過多が健康に悪いと言って食べない大人も増えている
私の周りでも高血圧で駄目だと言い食べない人も多い
最近驚いたのは水戸市の一流ホテルのランチの弁当に漬物が無くなったことである
漬物は和食文化のエキスである
野菜はビタミン豊富で生で食べるのが理想である、日本人は漬物として大量に食べていた
特に漬物が酸っぱくなる原因の植物性乳酸菌は腸まで死なずにいく事により腸内の細菌バランスを
整え善玉菌を効率良く増やし、腸内環境を整える効果がある
沢庵漬けをつけて15年になる
糠と昆布と唐辛子と種から蒔いて育てた沢庵大根で漬ける
やっと最近美味しく漬けられるようになった
2歳の孫が沢庵を初めて上げたらシャブッテ放さないと娘から連絡があった
大人は鈍いが幼児は敏感で生命が反応するのだろう
健康にいいものは生命が反応するだと思う
以前来日したブッシュマンがテレビで沢庵を齧って
なんか分からんがこれは健康にいいものだと言っていた事を思い出した
日本の和食文化は健康にいいのである
男性にも、女性にも大腸がんが増えて死亡率第一位なそうである
大腸ガンは日本人には無かった病気である