民家全焼3兄弟死亡

2008.8.30日の記事の見出しである

午後4時10分ごろ木造モルタル二階建てが全焼し、焼け跡から幼い子供3人の遺体が見つかった。

8歳、5歳、3歳の男の子である。

黒い煙が立ち上がり、母親が「早く出ておいで」必死に呼びかけていたが

「出られへん」と叫ぶ子供達の声

このような悲劇が火事のたびに聞こえてくる。

亡くなるのは、幼児、子供達、高齢者が多い

現在の居住環境は、以前の日本の家とは素材がまるで違ってしまった。

30年前までは、中の壁は土壁、漆喰であり、燃えない壁であり有害ガスの出ない素材であった。

現在は、断熱材、ビニールクロス等であり、不燃化はされているが石油化学から出来た素材であり

燃える。燃えると有害ガスを発生するのである。

集成材の糊も現在はポリウレタン系のイソシアネートが多い。

イソシアネートは燃えるとシアンガス(青酸ガス)を発生させる

建材、電気器具、家具などに使用される、ABS樹脂、AS樹脂からも火災時にシアンガスが出る。

現在の家は火災になったら瞬時に逃げるしかないと思う。

逃げ足の遅い、幼児、子供、高齢者は逃げられるだろうか。

珪藻土壁「エコ・クイーン」は燃えない壁であり、有害ガスの出ない壁である。

不時の火災から幼い子供を守ってやれる家を提供したいものである。