炭の家
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炭の家
炭1トン仕様 カーボンエアクリーンシステム
資料を頂いた。
シックハウス防止に効果がある、家、システムが開発される事は日本にとっては素晴らしいことであると思う。
少し疑問を感じたので書いてみたい
ただし、炭の家の性能に関する疑問ではない。
開発のきっかけは中国湖南省の馬王堆古墳という2100年前の墓から出たミイラが死後まもないと思えるほど生々しい遺体で出現。
遺体は5トンの炭に囲まれた棺に入っていた。
日本でも東大寺の正倉院や法隆寺などの歴史的建造物の床下に炭が敷き詰められていた。
傷ついた動物達が炭焼き小屋に横たわって傷がいえるのを待っていたという。
とかが開発のポイントであるという。
しかし、墓は死体を入れるものであり、正倉院は倉庫であり、お寺は仏様を安置する場所である。
家は生きている人が生活する場であると思うのだが
シックハウスの原因となる有害物質、嫌な臭いを吸着してくれるというが炭の吸着機能は永久的に維持できるのであろうか。
病院の手術室などにも使用される第2種換気と組み合わせたオリジナル換気システム。
高気密にした炭の家の、炭の層を通った空気を室内に24時間循環させ、爽やかで健康的な空気環境をつくります。
停電はめったにないと思うのだが、万が一大きな災害で長期間の停電があった時はどうするのだろうか。
又炭は燃えると思うのだが火災には強いのだろうか。
素晴らしいシステムとは思うのだがつい心配性で書かせてもらった。
平安時代に生まれた日本の住文化、土壁の文化は日本の過酷な気候風土から日本人をエネルギーを使用せずに1400年も守ってきた。
文化はその土地に密接な関係があり、その土地の気候風土の中で生きていくための知恵が文化である。其れが身土不二であると思う。