面倒くさいⅡ

 携帯電話、インターネット、コンビニ、デジタル家電・・・・
団塊世代からみたら、便利な環境になったものだがあまりに便利すぎて
何か寂しく、虚しいものを感じるのである。
 現代の若者は便利な環境に慣れすぎて面倒くさいものが嫌いなようだ
その一つにガムがある
 若者のガム離れは「噛むのが面倒で疲れる」ことにあったようだ。
今の若い世代は食生活の変化でアゴが弱くなっているので疲れるのも無理ないと
医療関係者が認めているようである。
 そこでロッテでは売らんが為に若者に迎合して
「噛むのに疲れない軟らかい」フイッツシリーズを発売したところ
若年層の支持を背景に売れているそうである。
 軟らかいだけでなく
「吐き出す面倒」を遅くする「味、長続き40分」とか
ガムの包装がワンタッチで剥がれる設計と
面倒くさい事を一切排除する考えがあるようだ。
世の中は面倒くさい事ばかりである。
アゴだって噛む為にあるのである。
噛む力は生きる、生き抜く力の源泉ともなる。
 現代は固いものを食べさせず
子供の歯が弱いからといって食パンみたいな軟らかいものばかり
食べさせる傾向がある。
若者にえらの無いほっそりした殿様顔が多く、しまりのない
顔の男が増えてきたようだ。
 子供には噛み切れないような固い筋のある肉を食わせ
霜降り肉などの軟らかい肉は社会に貢献してきた高齢者の方々に召し上がって
頂きたいものだ。