体感ハウス オープン
エコ・クイーン体感ハウスをオープンして4年
多くの方々のご訪問を頂いた。
エコ・クイーンからのメッセージを、感動を皆さんに感じて頂けたと思う。
ライオンズクラブ誌に掲載されたエコ・クイーン体感ハウス紹介の記事である
「日本の住文化 住まう人を健康にする、珪藻土壁の魅力」
日本の住まいの壁は土、漆喰が歴史と伝統ある壁であると思います。
日本の住文化、左官の塗り壁である土壁、漆喰は日本の気候、温帯モンスーン地帯特有の夏の高温多湿、火災から 住む人の命、健康、財産を守る最適の素材であり、土壁は1200年前平安時代に生まれています。日本の住まいから土、漆喰壁が無くされ始めたのは僅か30年前のことです。
建設業の近代化、工業化の中で左官の塗り壁、土壁、漆喰は設計図書から抹殺されたのです。
代わりに使用されたビニールクロスに代表される新建材は湿気を吸収できないばかりでなく、放出される化学物質のガスが室内空気汚染をひきおこし、シックハウス問題を発生させました。
いうなればこの湿気の多い日本でビニールの雨合羽を着て住んでいるようなものです。
最近の家は高気密化されていますから高い湿気が逃げにくくなっています。
カビとかダニは湿度が60%以下では発生しませんし、ダニは生きていけません。
土壁、漆喰の住まいにはシックハウス問題は無かったのであります。
青年の精子の減少、子宮内膜症の増加による生殖機能の低下、幼児、胎児の脳の発育阻害、欝病の原因と指摘されている化学物質のガスが充満している現代の住まいに日本の土壁、漆喰の文化を取り戻して、シックハウス問題を解消し、日本の子供達の未来を豊かなものにしてあげたいと念願してきました。
世界の気候風土を見ましても、人間は暑くても、寒くても病気にならない強い身体を持っているといわれます。
日本の夏の気候は暑くて、湿度が高い為身体が錆びる、物が腐ってしまうところに難点があり、この高い湿気を防ぐ為の工夫が、茅葺の屋根、家の素材は木、土、草、紙であり、高い湿気を逃がす為に隙間の多い家を造ってきた訳です。
兼好法師が徒然草の中で「家は夏を持って旨とすべし・・・」と述べて日本人の住文化の英知を伝えています。
15年前に新しい土壁として、珊瑚の化石である、「石灰」の中に珪藻の化石である珪藻土を混ぜた、珪藻土壁が生まれました。この壁は3mmという薄い塗り壁ですが、昔の土壁に匹敵する機能を持ち、マイナスイオンの多い抗酸化の空気を作り、住まう人をシックハウス、高い湿気の害から守れる壁として知られています。
この度平須町に珪藻土壁の体感ハウスをオープンしました。
一度体感ハウスで珪藻土壁のつくる、マイナスイオンの多い快適居住空間を体感して見てください。