高齢者施設火災

13日未明、札幌市にある認知症高齢者のグループホーム「みらいとんでん」から出火し
60代~90代の入居者7人が亡くなった。
ストーブから出火したらしい。
一階から二階へ吹き抜けになっている共用の居間に石油ストーブがあり、そこからの火が
短時間で施設全体に広がったようだ。
入居していた高齢者は中程度から重度の認知症があり、自分の力では避難できなかったとのこと。
施設は消防法で定められた消防計画を提出せず、指導受けていたともある。
この点も含め、惨事を招いた原因は何処にあるのか、検証が必要であると。某社の社説にある。
現代の居住環境は石油化学の製品で出来ている。家具、調度品も例外でない。
石油からできたものは一応、一定時間不燃化しているであろうが、燃えるはずであり
有害ガスが発生する。
火災の発生が多かった江戸時代では、火災に強い家を土壁、漆喰壁で塗り込めた土蔵造りを
幕府が推奨した。
現代の居住環境も、室内のの壁、天井を新しい土壁「漆喰系珪藻土壁」で塗れば、火災もぼやですむ例が
証明されている。
社会に貢献してきた高齢者を安全な環境で余生を全うさせてあげたいものである。