タタミゼ

リフォームを始めて10年になる
3月11日の東日本大震災の被害は茨城県も大きかった
津波の被害もあったが建物の被害が結構多い
水戸市でも市庁舎、消防庁舎、茨城県文化センター等使用できない 
住居も瓦の被害等は瓦屋さんが修理終わるのに3年以上は掛かるという
壁の被害も大きく、左官も結構忙しい
リフォームでは壁のついでに和室を洋間にする家が結構多い
今はやりの板の間、フローリングにするのだ
当然畳はいらない。
惚れ惚れするようないい畳が引き上げられてくる
使いようが無いので産廃屋に引き取ってもらう事になる
昔は貧乏人は畳の部屋に住む事は出来なかった
東北の農家では一度に畳は全部買う事はできず、畳一枚半畳づつ揃えていたものだと
古老から聞いた
マンションでは畳の無い住戸も見受けられる。
若い人は特に畳の部屋が嫌いらしい
フランス語でタタミゼがある
日本の畳から派生したフランス語である
その意味は
日本風に暮らす人々
日本趣味
日本風の生活様式や、室内装飾を取り入れた生活
日本風の生活様式や、調度品を取り入れた生活を送る
日本かぶれ
日本びいき
日本に詳しい
畳のこと
畳で暮らし布団で寝るくらい日本かぶれになる
伝統的な日本家屋に住み(畳で炬燵の生活)
朝ごはんは納豆ご飯に味噌汁
和服で生活
タタミゼ=畳する=和を遊ぶ
フランスだけでなく、アメリカ、スイスにも畳屋さんがいるし、日本から畳が輸出されている
今、日本ではタタミゼ風レストランがある
タタミゼ風レシピが若い人に人気があるという
どう眺めても、和風レストランであり、和風料理である
畳ばかりではなく日本の伝統文化の素晴らしさは外国の方が良く理解しているようである