(一財)建設経済研究所の左官レポート

一財)建設経済研究所 がまとめた左官工事業のレポートがある
2004年から今年まで6回報告されている
最新号は2015年4月である
それによると55歳~64歳の左官が4割を占め
高齢者が多く若者が少ない傾向が鮮明であることが分かった。
60歳以上の左官が約4割平均年齢53.6歳で
建設技能労働者全体の平均年齢を7歳も上回っている。
建築に占める左官工事の比率は現在1%で、最盛期の10%から大きく減った
建築工事の経済性重視、工業化、合理化の流れの中で手仕事の左官は大きく仕事を減らされたのである。
公的機関の報告である大いに耳を傾けて聞いてもらいたいものだ。
予想であるが現在左官人口は約5万人で、高齢化で、毎年6000人リタイヤしている危機的状況である。
このままでは日本の建築文化を支えてきた左官技能が消滅する恐れが十二分にある。