新芽

生きる力

読売新聞 人生相談
50歳の男の相談である
ただ、ただ毎日が面倒くさい
口から出る言葉は、嫌だ、面倒くさい、疲れる
それでも腹は減る
食べるのはパンと、バナナ、時々、納豆、豆腐
痛いことは嫌だ
苦しいことはこりごりだ
自分で死ぬのは苦しいだろう
それに、そうする力も無く、ただ、それすらも面倒くさい・・・・
今はただ、ただ、毎日をやり過ごして、ただ食って眠るだけ・・・
死ぬ事もできず、ただ、ただ、毎日をやり過ごすだけ
50歳にもなって生かされている事に対する感謝のかの字も無いのは
情けない話だが
生かされている以上は与えられて使命があるのに気付いて欲しいものだ
気になったのは、食べ物である
ご飯を食べない生活なようである
日本人なら、自分でご飯を炊き、味噌汁の日本食を食べて欲しいものだ
必ず生きる力が湧いてくる事だろう
ご飯には凄い力があることを知らない人が多すぎる
精神科医の回答には食事の話は無かった

新芽