金と名誉

日本工業経済新聞2013.6.29
国土交通省日原洋文建設流通審議官が今後の人材不足対策として
厚生労働省と意見交換して一つの施策を作った
今後、担いて確保の為建設業の魅力を発信することも必用だし、補助制度なども
広く周知を図る必要がある短期的、長期的な取り組みがそれぞれ盛り込まれたが
今後もフォローアップしながらブラッシュアップしていきたい
担いて確保の特効薬として
運動論を語っている
労務単価が引きあがり
担いてを大事にしましょう
きちんと賃金を払いましょう
という運動を進めている
こういうものが特効薬になり得る
基本的には金と名誉
職人さんは大事だと言い、それを対価としてきちんと示せば人は入ってくるようになると語る
確かに金と名誉は若者に魅力があると思うし、一理あるが
今の若者が金と名誉で仕事を、職人を選んでくれるのだろうか
若者はそれ以上に働き甲斐、生き甲斐、やりがい、また匠の技能を習得して
自分の作品に対する誇り、社会に貢献できる使命感を求めているような気がする
現代の建築は加工、組み立て工法が主流で
伝統的建築の匠の技は消え去ってしまったのでは
現代建築では匠の職人は養成不可能であろう