ダニ

ダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)の症例が国内で確認され
ダニによる感染への関心が高まっている。
STFSはダニを媒介としてウイルスが感染する。
ダニは国内だけでも1700種、地球上には50万種いるといわれているが
人の病気にかかわるダニは少数だ
しかしダニによる病気があることは事実であり
STFSに限らずダニを知って注意する事は必要だ。
例えばアトピー性皮膚炎や、喘息の誘因として家の埃などに含まれているダニ類がある。
人間が暮らしている所のどこにでもいるものである
これを徹底的に排除するのは無理と
「川崎市健康安全研究所所長」岡部信彦氏は
「産経新聞・感染症と人との戦い」で述べている
ダニとか、シロアリといった小生物の生息環境は湿度に関係がある
彼らは湿度が60%以下では生存ができない
カビの胞子も同じである
かっての日本の家は茅葺の屋根、木、土、紙、草から出来ていて夏でも
雨の日でも室内は60%以下の快適湿度に保持する家であった
日本の家はダニ、シロアリ、カビの発生できない環境であったのである
空気中の水の分子は快適湿度40~60%の時0.5~1ナノメートルの大きさになり、マイナスイオンとなる。
60%を越え70、80%以上になると水の分子は大きくなり、プラスイオンになる
彼らはマイナスイオン環境では生存できず、生存するにはプラスイオン環境が必要なのである
現代住宅は高気密、高断熱が主流であり、室内の壁は湿気を吸収できないビニールクロスで出来ている
空調、除湿機では除湿不可能で、カビの発生が多く聞かれる
当然ダニの発生もあるだろう
漆喰珪藻土壁「エコ・クイーン」は快適湿度を保持してマイナスイオンの室内環境をつくる
ダニ、シロアリ、カビは生存できない環境であり
ハウスダストも消滅させる空気をつくって、住まう人の健康、命を守ってくれている
ダニを徹底的に排除するのは無理と諦めるのでは
現代人は日本文化の叡智を忘れてしまったものと思われる