河野談話
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河野洋平談話
1993年8月いわゆる従軍慰安婦問題で旧日本軍や官憲による「強制性」を認めた河野官房長官談話が発表された
このため、旧日本軍が女性を組織的に強制連行して「性奴隷」にしたとして韓国、米国が非難する唯一の根拠となっている談話である
その河野談話の背景を、河野洋平氏が読売新聞2012.10.8
「時代の証言者」に述べている
92年7月当時の加藤紘一官房長官が慰安婦に関する政府の調査結果を発表した
軍当局による慰安婦の募集方法など「強制徴用」裏付ける資料は国の資料は見つからなかった
後任の私は各省庁にさらなる調査を依頼したが見つからなかった
最後に元慰安婦から聞き取り調査を実施した
16人の慰安婦が「出所や中身は公表しない」約束で話してくれた
厳しい状況で得た証言では
日本の軍人が威嚇して女性を連れて行った、工場の下働きの仕事だと騙された
日によって20人を超す兵隊の相手をさせられた、敗走時は置き去りにされたといった、いたましい体験が語られた
軍には逆らえない状況下で総じて「強制性」を認めるべき内容と判断しました
私が発表した談話は宮澤内閣の責任で決めた「内閣の意志」です
紙の証拠がないからといって戦後半世紀を超えて今も苦しむ女性の存在や戦争中の悲劇までなかったと
言わんばかりの主張には、悲しみさえ覚えます
アジアのみならず欧米諸国からも日本の人権意識を疑われ、国家の信用を失いかねませんと述べている
この河野談話を根拠として韓国は繰り返し日本に謝罪を求め、米国のマイク・ホンダ下院議員は慰安婦をめぐる対日謝罪決議案を下院に提出、執拗に日本の謝罪を求めている