ローテク

日経アークテクチュア 2011.12.10
採用したい建材・設備メーカーランキングが発表された
震災で節電、耐震建材への注目度が高まる
節電意識の高まりを反映し,LED照明、太陽光発電など環境配慮型の建材・設備に
感心が高まっているようだ
9割以上の建築専門家が関心が有り、発注者側の関心も8割を超える
ランキング調査した48製品分野の内訳は
7種類は建具工事
5種類は衛生。厨房設備工事
4種類はその他工事
3種類は外装工事、屋根工事、断熱工事、防災・防犯設備工事
2種類は塗装工事、空調設備工事
1種類は防水工事、タイル工事、金属工事、ガラス工事、外構工事、植栽工事、太陽光発電工事、内装工事
である
内装工事はカーペットであった
節電、環境配慮を考える時に設備には大なる関心があるようだが、左官の塗り壁には関心が無いようだ
かっての日本の家は木、土、草、紙でもってエネルギーをあまり必要としない快適な居住環境を
つくってきた
現代でも東北大学の石田秀輝教授は自宅マンションで土壁を塗り
独立行政法人森林研究所の塙重徳農学博士は自宅に漆喰系珪藻土壁を塗って
データを取った結果
殆ど冷暖房を必要としない居住環境をつくれると語っている
現代の建築関係者は日本の民族が伝えてきた住文化、特に土壁の機能にまったく関心が無いと見える