自分の身は自分で守る
北朝鮮情勢が緊張感を増している。
私の中では、もういつミサイルが飛んできてもおかしくない状況ではないかと思っている。
経済的制裁が続き、もはや極限状態に至っているのかもしれない。
有事は突然起こるもの。
いくら日本が戦争反対と義を唱えようと、相手の動き次第では止むを得ない。
日本は自国を自らの力で守ることが残念ながらできない。
日米安保を元にアメリカに頼る他ない。
アメリカは北朝鮮の動向によっては先制攻撃も辞さないと、この度はっきり述べた。今までとは状況が異なる異例の出来事である。
つまり、日本が戦争反対と義を唱えようと、アメリカと北朝鮮が衝突した際は、日本も巻き込まれてしまうのは必至であるということ。
戦争は日常的な喧嘩や犯罪と同じ。
互いの利害関係に亀裂が生じる為に起こるもの。和解などで済めば、この世に警察など必要ない。
片方が望んでいなくても、もう片方がそれを望めば自然と起こってしまう。戦争を望んでいる国がもしあるとすれば…片方が話し合いなどで解決しようとしたところで、和解できないようなストーリーを考え自然な形に進めていく…何が何でもやってやろうと。
加害者にしてみれば、もう話し合いなどで解決するような状況にはない状況な訳で…残酷な殺人事件などが起こるのはまさにそういう状況であるからで…戦争は、個々の問題ではなく国同士の問題で起きるただそれだけの違い…加害者は話し合おうなんて微塵も思っていない。
先の大戦で敗戦し、アメリカは日本がこれ以上強くならないように、戦えないようにする為の憲法を策定した。国防という観点で日本の弱体化は進行し、外交力も衰える結果となった。
尖閣問題や南シナ問題が、非常識かつルール無視で表面化している。今の日本がいくら騒いでも、加害者には全く怖くもなんともない相手になってしまったという現実を、我々日本人がもっと認識すべきであると思う。
国防=戦争 と勘違いされている方々がどれほどいらっしゃるのか分からないが、もし本当に北朝鮮のミサイルが日本に着弾したとしたら…その方々はどのような発言をなさるのか?その時に初めて気付くのか?
有事も天災も、起きてからでは遅い。起きる前に対策を講じ整えておく必要がある。日本人は過去の長い歴史から学んでいるはず…にもかかわらずまた同じ苦しみを味わうのか?
そろそろいい加減に真剣に考えなくては、また大きな損害を受けることになり兼ねない。
戦争を避ける為にこそ、喧嘩を売られない対等に渡り合える強い国にならなければならない。
自分の身は自分で守るしかない。