体罰

久しぶりの投稿です。最近色々ありすぎて。

ミュージシャンの日野皓正氏が、スクールの生徒に対しビンタしたことをめぐる件で、爆笑問題の太田 光氏がその行動に対して、「大した音楽家じゃない」と揶揄しました。

叱り方っていっぱいあると思うのですが、ここで大切なのは、日野氏が何故ビンタをして叱ったのかということです。

これから社会に出て行く若者に対して、人としてこれだけは絶対にやってはいけないというラインを超えてしまったことをいかに理解せしめるか。ことの重大性を、ただ単に言葉だけで理解させられるかを考えれば、重大だからこそビンタという行動に現れたのだろうと私は思います。

私が小学校の時に在籍していたソフトボール少年団の監督はとても厳格な方でした。とある大会で、油断しなければ普通に勝てる相手にまさかの敗北を喫した際に、監督は私達をビンタしましたが、何と実は監督でもコーチでもない私の父も監督と同じように私達をビンタしたんです。

でも、その後、私の父に対して、文句を言う親御さんは誰一人といませんでした。

それは何故か⁇

今思えば、これから大きくなっていく、当時の幼い私達に対する熱い思いと大きな期待、親としての愛情であったのだと思います。他の親御さんも同じ思いだったのだろうと。

爆笑問題の太田 光氏は、日野皓正氏がその行為に至ったまでの過程、事実を全て理解した上での発言なのかどうか、とても疑問です。もしそうであるとすれば、指導者として失格、親としては更に失格であると思います。そんな考えでは、子供達は事の重大性を理解できません。

体罰によって障害が残るといった事例があるため、体罰は良くないとされる傾向があるとすれば、それは体罰する側の程度、感覚の問題であるのではないでしょうか。相手は子供ですから。

物事の本質、事の重大性を見失なうというのは、まさに現在の日本の外交問題を象徴していますね。一緒だなぁと思います。