指揮官によって…
先日のラグビー 日本代表 対 スコットランド代表戦
TVでも生放送されて、大変注目されました。会場の味の素スタジアムも、全国各地から多くのファンが詰めかけました。先のワールドカップで唯一負けた相手にリベンジするということで、マスコミも大々的に報道していましたから…
今回の敗戦で感じたことは、やはりワールドカップ当時と今回の組織としての完成度の違いがあるということです。
前指揮官のエディーさんは現在、イングランド代表ヘッドコーチとして大きな偉業を成し遂げました。先のワールドカップ準優勝であるオーストラリア代表とのテストマッチで3連勝、しかも敵地アウェイでした。解説の方も、予選落ちしたワールドカップ当時と今のチームは明らかに違うと語っていました。
正直に言って、日本代表の指揮官が今もなおエディーさんだったら…おそらく今回のテストマッチは連勝できたのではないかと…そう思っています。
組織は、それを担うメンバーによってそれぞれ違うと思います。個人的な能力、体力、意識も違うでしょう。でも、その組織が生き残り勝ち続けていくための道を築き上げていくのが指揮官の役目です。
そのために何が重要で、何が必要なのか、どうすれば良いのかを考えてそれをメンバーに熟知させ実行させることが大切です。エディーさんはそれを実行する指揮官でした。
ラグビー日本代表が、世界の強豪に勝つためには…ということを再度見直して、徹底的に実践することです。代表として戦うテストマッチの機会をさらに増やすこと、スーパーラグビーに参戦(サンウルブズ)することで、フィジカルに強い外国人選手との戦いに慣れること、国内トップリーグに優秀な世界的プレイヤーを招き入れて学ぶこと、これら全てがうまくまとまってはじめて、安定した成績が収められるのだと思います(^_^)
そのためには、エディーさんのような有能な指揮官が必要不可欠だということです。指揮官によって組織は大きく完成度が変わります。