建設業はサービス業
私が弊社に勤務して13年、多くの出会いがあり、仕事においても成功、失敗の繰り返しで今に至るのだが、建設業界に携わり感じることがある。
建設業はサービス業であるということ
しかしながら残念なことに、ここにきてまたマンションの不正工事が発覚し、高いお金を払って購入した人々に不安と失望を抱かせる悲しい事態を招いている。
不正が起きてしまうその背景には、サービス業であるという一番大切な理念と使命感を忘れ、自己都合や採算重視といった根強い思考が要因として存在する。
サービス業の基本は、お客様に心から満足して頂ける商品を提供することである。その中には、顧客の喜びや感激といったものが必ず伴っていなければならない。
仮に、我々売り手が自信を持って提供する商品だとしても、顧客にとって満足できる商品か否かは我々売り手が判断することではなく、あくまで顧客が判断するべきものであるというのがサービス業の基本である。両親が35年間試行錯誤して営んでいた喫茶店で、サービス業の心を学んだと言っても過言ではないと思う。幼少期から、両親の苦労を目の当たりにしてきた。商品を売るのが如何に難しいかということを…
結論から言うと、仮にいくら良い商品だとしても顧客がそれを望んでいなければ、単なる売り手側の自己満足に過ぎないということを肝に銘じるべきである。
大切なのは顧客が何を求めているのかを正確に把握し、知恵と技術と真心を結集して顧客が求める商品を提供することであると思う。それは時代背景にも大きく左右される。
だからこそ、サービス業というのではないのだろうかと思う。建設業はサービス業であるということを肝に銘じてこれからも頑張ろうと思う(^_^)