上下関係

組織には必ず「上下関係」があるはずなのですが…学校や家庭も組織として考えると、「上下関係」が崩壊してきている気がします…

学校には先生と生徒という「上下関係」が、家庭にも親子という「上下関係」があります…

しかしながら、先生も親も、子供達と「対等」「平等」という考え方から、子供達との接し方に今と昔の大きな違いがあると思います…

注意はするけど、叱れない…言うことを聞いてくれない…逆に反抗してきて手に負えない…といった状況が多くなってきているようです…

先生も親も、子供の様子やご機嫌を伺い対応するという状況になると、既にそこには「上下関係」なるものは存在していないのではないかと思います…

チームも会社も、「上下関係」が確立し機能しているからこそ目標に向かって一丸となって頑張れるのでしょうが、「対等」「平等」になってしまうとみんなバラバラ、自己主張ばかり唱えてまとまることはありません…

先生も親も、上の立場にあることを肝に命じて、褒めて時には鬼の形相で叱ることも大切だと思いますし、子供達にも下の立場であることを認識させなければなりません…

子供のいる前で、主人の悪口を言ったり、罵倒するようなことがあっては、父としての威厳はなくなり、子供が父の言うことを聞かなくなるのも無理はないでしょう…

私には立派な先生がいましたし、私の家内も絶対に私の悪口を子供の前で言うことはありません…

「上下関係」が崩壊し、学校や家庭が「対等」「平等」という状態が続けば、やがては国家の崩壊に繋がります…

日本人の道徳心や、世界的レベルの技術、信用といった誇るべき民族性の原点はまさに「上下関係」が確立した中での教育、環境にあるのだと思います(^_^)