湿式工法技能者が育つ建築

12月14日開催された国交省関東整備局と建設産業専門団体関東地区連合会との

意見交換会で左官業界の代表で発表した。

要望趣旨は

「湿式工法技能者の育つ建築の公共工事に採用について」である。

技能者の高齢化、若い人が入職しない、担い手不足が大きな問題となっております。

この問題は建築の工業化工法の進んだ今、乾式工法の技能者と

従来の湿式工法の技能者を分けて考える見る必要があると思います。

技能者不足で、建築は生産性向上の問題もあり

なるべく湿式工法の技能者を減らす、使用しないS造、PC造等工業化工法への建築にと

進んでいるように見受けられます。

工業化建築には乾式工法の技能者の仕事はありますが

湿式工法の技能者は仕事が少なく、有っても採算の取れない仕事となっています。

建築の工業化の推進と同時に、伝統工法も含めて

湿式工法の技能者が育つ、育てられる湿式工法建築の採用も

公共建築にお願いという要望である。

技能者は補助金、学校では養成できない、現場でしか養成出来ないのである。

そこのところをお役所、建築業界、設計業界に分かって欲しいものだが。