見直そう日本の伝統・和室

設計士の友達と一杯やった。

木拾いの出来る大工がいなくなったと嘆いていた。

プレカットが全部やってくれるからなそうだ。

畳をつくれる職人も減っていると彼はいう。

大手畳屋のリフォームのチラシに

「見直そう!日本の伝統和室」のコーナーがあった。

☆和室全面改装(たたみ表替、天井、壁クロス貼替)

☆土壁から壁紙へ(掃除が大変な方に。クロスにするとポロポロ落ちる心配がありません)

☆土壁の塗り替え(ペンキで気分一新)とある

今、古民家が「気持ちがいい、癒される、パワースポット」して人気沸騰である。

古民家の素材は自然素材であり、職人の技の結晶である。

自然素材が醸しだす空気と、職人の技が憩う人に感動とやすらぎを与えてくれていると思う。

壁がポロポロ落ちるのは、戦後住宅復興を急ぐために簡単に塗れる土壁まがいの偽物が

開発されたからだが調湿・呼吸機能はある壁である。

クロスはビニールであり、ペンキでは調湿・呼吸機能が無く「日本の伝統和室

の看板が泣くと思う。

和室には樹脂無添加・漆喰系珪藻土壁「エコ・クイーン」を塗ってあげて欲しいものだ。

この会社は日本の伝統建築が何で出来ているのか知らないようである。