鶏卵工場

タイ最大のコングロマリットCPグループ会長が私の履歴書で紹介している。

CPグループでは、2012年、北京郊外で鶏卵生産工場が稼働した。

飼料から出荷まで機械で自動的に運営している。

一日300万羽の鶏から240万個の卵を採取する。

工場内の鶏を管理するのはロボットであり、人間は数10人しかいない。

これから始まる中国の少子高齢化に備えたものである

これからは、ロボット、人工知能の時代が来ると思う。

私の父は年中殆ど休まず働きずくめだった。

私は週休2日制を導入したし、ロボットの利用が進めば週休3日制も可能と思っている。

21世紀はロボットが人類に代わって働き、労働の苦しみから我々を開放してくれる時代だと。

労働が苦しみという勤労観は、天皇自ら働く日本人の勤労観にはなじめないと思う。

倫理運動の創始者、社会教育家の丸山敏雄氏は働きを

「人はただ生きているだけでは、なんの意味もない。働いてはじめて生甲斐がある。

働いている時が本当に生きている時である。

何もせずに、ぼんやり過ごした一日は、死んだ一日である。

働く人は健康であり、長命である。

働きが一切であり、働きが人生である。働きが生命である」

と教える。