ごくつぶし

 

いまどき感心な娘さんの話を聞いた

親の生活を助けるために毎月10万円を仕送りしている娘さんである

その反面

日本人は、ニートと呼ばれる若者が2014年現在56万人いるという

働く意欲の無い若者である

珪藻土壁が傷ついたという連絡で見に行った

お客様の息子さんが原因である

一流大学を出て、一流会社に入り、すぐやめてしまった

この仕事は僕の能力には合わないという理由で、以来ニートである

リフォームで打ち合わせに行ったら、暗い部屋で大の男が寝ている

息子だという

身近にこういう例にぶつかる

戦後、日本は貧困のどん底で、その上どの家も子供は多かった

親は必死で働いて子供を育てた

食べ物の贅沢は言えず、文句を言おうものなら、食べるなと叱られた

悪さをすると、家を出て行けとか、死んでしまえとか言われたものだ

たくさんいるんだから一人ぐらい死んだ方が助かると

今風に言えば、虐待ものであろう

義務教育の中学校を終わると、親の責任はここまでと家を出された

働きに出て自分で生活をするしかなかった

働かざる者は食うべからずを、幼いころから叩き込まれたので

皆文句も言わず就職したものだった

仕事が嫌でも、きつくても、いじめにあっても辞めて家に帰ることはできなかった

かじろうにも親のすねは細く、下には小さい弟、妹がいたからだ

子供10人以上の家庭が多くあった

今ニートばかりではなく、就職しても親と一緒の生活する子供も増えているという

親は一人前に育てたのだから、ただ飯、宿泊させるべきではないと思う

ケチと言われようが、厳しくそれなりのお金を貰うべきであろう

大人になって、身体が悪かったり、病気でもなかったら

働かないでただ飯の人はごくつぶしと言われ嫌われたものであり、また恥でもあった

特にニートの子供はすぐに家から叩き出すべきであると思う

人は生きている限り、この社会を少しでもより良いものにするために生命を天から頂いたと教えるが

多くの著名な日本人を指導したことで知られる思想家中村天風である

親が亡くなって国家のお世話にならなければ生きていけないような健康な子供は

早めに昔の親のように鬼になって、健康で働かないような子供は俺の子供ではないと家から追い出して

自立させてやるのが子供の将来の為でもあると思うし国家のためでもある