酷暑

梅雨が明けた
酷暑がやってきた
最高気温が39.1度でぐったりである
熱中症が多発している
作家の曽野綾子氏が6月中旬、ジブチの空港に降り立ったときは摂氏57度であったという
紅海沿岸、ペルシャ地方はそういう気温にしばしばなる
貧しい人々は水さえも十分に無い環境で毎日60度近い気温の中で生きるしかない
水浴も出来ないが、そんな所でも人は生きられるのだ
インドも、アフリカもエジプトも暑い気候の国である
しかし、湿度は低いので、日陰に潜めば生きられるし
子供も生まれるのだ
その暑い気温に耐えられる国の人が、日本の夏で病気になるという
日本の夏は暑いことは暑いが、暑い国よりは気温は低いのだ
日本の夏で耐えられないのは湿度の高さである
日本人は夏の耐えられない湿度を防ぐために自然素材
木、土、草、紙で住まいを作り
クーラー無しで暑い夏を元気に乗り越えてきた
歴史ある漆喰で固めた、漆喰珪藻土壁「エコ・クイーン」を
塗った家はひんやり涼しく、クーラーを使わないで夏をすごしている家庭が多い
日本人の英知には感心させられるばかりである