世界文化賞

今年度第20回高松宮殿下記念世界文化賞建築部門で

安藤忠雄氏が受賞されると新聞で見た。

心からお喜びを申し上げます。

記事の中で氏は

建築と自然との共生

社会に何かを訴える

大きさばかりではない

公共建築は使う側の事を考えられるかが勝負である

「建築はデザインだけではない。人間の事を考えないと」

「建築は人間が住むものなんですから」

と述べていた。

誠に同感である。

言うまでもないが、建築の中で住居は人間が家庭を作り、子孫繁栄をはかり、健康を守り幸せな人生の大部分を過ごす空間である。

その内部空間に何が多用されているかというと、コンクリート打ち放し、ビニールクロス、ガラス、鉄、アルミ等の工業製品である。

日本の気候風土特有の高い湿気は全く吸収してくれない素材で現代の多くの住居はできているのではないだろうか。

安藤忠雄氏の提言する、「人間が住む、生活する空間」を

住まう人にとって快適で安全な素材で作って欲しいものである。

ビニールクロス、コンクリート等は生物にとって安全な素材なのだろうか。