燃えたマンション

工事中に燃えた分譲マンション解体へ
工事中に火災が起こり、作業員一人が死亡
地下一階、地上17階 戸数89戸
2010年2月竣工予定
火災が起った時点で躯体はほぼ出来上がり、内装工事などに取り掛かっていた。
火災はエントランスホールなどがある一階で発生。
二階にも延焼して480㎡を焼いた。
 火災の原因は溶接作業による火花が、壁面にむき出しになっていたウレタン製の断熱材に
燃え移った可能性が高いという警察の発表である。
 現代の建築は、鉄筋コンクリートのビルから、木造住宅にいたるまで
断熱材としてウレタン製の断熱材を利用している。
内装工事が終わるとウレタン製断熱材はは隠れてしまうから住んでいる人には見えない。
ウレタンの原料は石油であり、石油からできたものは必ず燃える筈である。
ウレタンのような燃えやすい物を居住環境に使用して、はたして安全なものだろうか。
住む人は知らぬが仏である。
 日本民族は、断熱、保冷の目的に土壁を利用して、
日本風土に適合した住み心地の良い居住環境に住んできた民族であった。
土壁は、燃える事のない自然素材であり、火災から住む人の命、財産を守ってきた素材である。
美観としても日本の鏝で仕上げた土壁は様々な種類があり、外国人にも大きな感動を与えてきた事が知られている。
今、アニメ、カラオケ、日本食等の日本文化が「クールジャパン」として海外から注目と人気を集めて
大きなブームになっているといいます。
今度、経済通産省が「クールジャパン」として 「住」 も海外に発信していくという
日本の鏝で仕上げる土壁、漆喰壁、珪藻土壁も発信して欲しいものである。