水害でゴミになる家

水害でゴミになる家。

台風19号の水害、続けての大雨での水害と被災者の皆様に

心から哀悼とお見舞いを申し上げます。

NHKのディレクターの訪問を受けた。

水戸市の水害で壁がボロボロになりゴミになるのが不思議とのお訪ねでした。

左官のこまい土壁、漆喰壁。又木摺り漆喰壁は水に浸かっても

水が引けば壁はしっかりしていて

清掃すれば住める水害に強い家であり日本の住文化でもある。

現代住宅の壁は、石膏ボード、ビニールクロス貼りが殆どであり

石膏ボードは水で崩れる石膏と紙であり水に浸かれば壁はゴミになる代物である。

また石膏は土壌汚染を引き起こすのでゴミには出せない建材でもある。

水害の多い西日本ではこまい土壁の家はまだ多く残っているが

茨城県は水害が少なく今度の水害も30年ぶりだった。

又茨城県は良い土が無かったことも在り

プレハブ住宅、近代住宅への建て替えが進み

水害で壁がゴミになる家が殆どですと教えたら納得して帰られた。

今後も地球の異常気象台風が大型化、大雨が頻発する情報もある。

水害の可能性の高い場所では伝統的左官の壁で家を作ることをお勧めしたい。

水害で出るゴミの量が減ることは確実であり、水が引けば住める家に戻る。