栗林中将の器量
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先の大戦で、硫黄島の死守を命じられ、弾薬も兵力も僅かながらにして、米国に大打撃を与えた指揮官「栗林 忠道中将」
彼を中心とした組織には、「日本を守る」という使命があった。
皆、勝ち目はないと覚悟を決めていた中で、中将は米国の本土上陸を食い止めようと、部下の士気を高めながら最後まで諦めずに戦い抜いた。
彼の生き様は、対戦国であった米国においても賞賛された。
このような境遇は、日常の私達の仕事にもよくあることだ。
私は弊社の社員に、「栗林中将」のような大きな器量と覚悟ができる人になって欲しいと思っている。
確かに、大変だと思う。苦しいと思う。何とかしてくれと願っているに違いないと思う。口で言うほど簡単なことではない。私もまだまだ未熟…
しかしながら、組織のリーダーはその組織の大小に関わらず、どうしようもない境遇に陥った時、ぐっとこらえて辛抱し、何とかしようと最善を尽くそうと覚悟するその器量を身に付けなければならないと思う。
そういう境遇に対して、乗り越えようとする器量が備われば、周囲の人もその人自身を評価し、本人も周囲から厚い信用を得ることができるだろう。
社会の為、会社の為、家族の為に、「栗林中将」のような強い男になって欲しい…